Monkey Mind Academy

代表挨拶

代表あいさつ

HPを御覧いただき、ありがとうございます。

代表の真木伸一と申します。

正直、このようなかしこまったご挨拶が得意ではありません。しかし、Monkey Mindという団体がどうして生まれ、何を伝えていきたいのか、ここに記す必要があると思うのでしばしお付き合いいただけたら幸いです。

Monkey Mindでお伝えしたいことは、そのMissionにある通りセラピストのみなさんが「より善く」生きるための情報です。どうしたらそれをみなさんに届けられるのかを考えた結果、この団体を立ち上げるにいたりました。

私は、20代〜30代にかけて、とにかくトレーナーという仕事で生計を立てていくため、その世界で評価してもらうために必死になってあがいていました。勉強をするのはもちろんのこと、人との関係づくりや、技術の習得に時間を費やし、自分自身が評価してもらうための競争に明け暮れていました。そのような学びに費やした時間は決して無駄ではありませんでしたが、一方で、自分と向き合うことなく、評価を求めるがあまりどんどん苦しい状況に追い込まれていったのも事実です。理学療法士として病院に勤めていた状態を抜け出し、コンディショニングの専門家として独立した後も、生き残るための競争にさらされることになります。どうしたら生計を成り立たせられるのか、どうしたらもっと多くのアスリートと関わることができるのか、そんな事ばかり考えて随分と空回りしたように思います。

そんなふうに日々が切迫していった時、自然の中で何も考えず思いっきり体を動かす時間を何日か作りたい!と振り切って始めたのがMonkey Mindの母体になるトレーニングキャンプでした。そこで集まった人たちと月日を重ねていくうちに、彼らが紡ぎ出す時間が非常に崇高な空気となり、輝きを放ち始めるのを目の当たりにしました。誰かのためになりたい、と思う意識を持ったセラピストの方々が、自分と向き合い、物事に取り組み、学びを深め、成長していく。そんな姿を見守るうち、多くのセラピストたちとこの道を歩みたいという自然な衝動が湧き上がってきました。

2024年に行われたパリオリンピック、関わっている選手が出場することになりました。4人の選手と関わっていたので、パリまで応援に行き、できるサポートをしてきました。トレーナーとしての活動を始めてから28年間、「怪我で引退する選手のいない社会を実現する」事を目的としてたくさんの時間を費やしてきました。選手のためにできることはなにか。自分の幸せよりも、選手が本番でパフォーマンスを発揮できるように、それこそ家族も私自身も顧みることをせず、現場に立ち続けてきたつもりです。ですが、パリの舞台に選手たちが私を導いてくれてはじめて気がつきました。「選手のために」と思ってやってきたことの全ては、「私自身が幸せになるためのこと」だったんだと。自分ではみることのできなかったであろうこの舞台の景色は、この仕事で生きていこうと決めて走り続けた結果、選手たちが私を導いてくれたから観られたもので、自分は誰かのために、と思ってやってきた事が、「あぁ、ここまでやってきてよかったな」と自分を認めてあげられる環境をもたらしてくれた。ここに至るまで多くの人に支えられ、時には叱られ、時には励まされて歩いてくることができた。自分が頑張っていたつもりだったけど、沢山の人の支えと、選手たちの頑張りがあったからここにいられるんだと、心から感じることができて、その瞬間「幸せな人生だな」と強く感じたのです。

私がセラピストの道を志して歩み、得ることのできた幸せを、あとに続く若手、戦い続けている友にも味わってもらいたい。そう感じるに至ったから、この団体を立ち上げました。

私が生まれてきた意味は、深く興味を抱いた「ヒトについて」の学びを通して誰かを幸せにすること。そして、同じように自分の技術を用いて誰かを幸せにしたいと願う人達に私達の学んできた道筋を示して幸せになってもらうこと。私自身が学び続けてきて今ひとつ言えることは、「まだ自分は何も知らない」ということだけ。多くの選手と時間をともにさせていただいていますが、いまだに悩みは尽きません。それでも私は選手と自分のためにこれからも学び続けるし、みなさんと一緒に「怪我で引退する選手がいない社会の実現」を目指すことができたら、この世に私の生きた意味があったのだと思うのです。

Monkey Mindでは、セラピスト・トレーナーという仕事を志す、もしくは生業にしている方々が、その学びを通して自身の存在を認められるようになり、目の前の選手や対象者を幸せにすることで、あなた自身が幸せになる未来を作ります。あなたの宝箱にたくさんの宝石を詰め込んで旅のお伴にしてください。

代表プロフィール

真木 伸一

MAKI NOBUKAZU

真木 伸一

株式会社Re-vive代表取締役
全日本柔道女子コンディショニング担当
理学療法士, JSPO-AT, NSCA-CSCS,
DNS Exercise Trainer

1996年、同級生だった有望な野球選手たちが、高校生活を最後に野球を辞めた原因のほとんどが管理の行き届いていない環境における怪我であったことに衝撃を受け、日本のスポーツ界を変えたいとトレーナー活動を始める。
2001年、米国でPhysioの存在に触れ、アスリートのメディカルリハに携わるため理学療法士の取得を志す。2006年に資格取得以降、アメフト・バスケット・ラグビーの現場にてスポーツ外傷への対応を学びながら整形外科にて勤務。2016年に独立し、2019年に株式会社Re-Viveを設立する。以来、多くのアスリートのリハビリ、パフォーマンスアップに貢献し、現在に至る。

指導実績

チーム
明治大学ラグビー部、シャンソン化粧品女子バスケットボール部、東京大学アメリカンフットボール部 等
個人
  • 奥原希望(2大会連続オリンピック出場 シングルス初のオリンピックメダリスト 最高世界ランキング1位)
  • 高市未来(3大会連続オリンピック出場 柔道女子63kg級)
  • 赤澤岳(パリオリンピックサモア代表 レスリング男子65kg級FS)
  • 草木ひなの(パリオリンピック日本代表 スケートボード)
  • 松橋周平(ラグビーリーグワン リコーブラックラムズ所属 日本代表キャップ8)
  • その他、ラグビー、柔道、レスリング、格闘技、陸上など多数

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